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テーブルの花

テーブルの上は、普段はグリーンだけを活けていますが、お客様のときには色を合わせてお花を飾りたくなります。

ただ、もう山盛りの花を飾ってテーブルを作るのはやりすぎだと思うのです。

花が多ければ多いほどいいとか、豪華ならいいという時代はもう終わったと思います。

"贈る花"も同じで、相手を驚かせたいばかりに、玄関から入らないような枝ぶりの花を贈ったり、誰よりも目立たせたい花をギャラリー会場に送るのはいき過ぎですよね。

テーブルの上も、テーブルクロスとナプキン、お皿たち、グラス、キャンドルなどなど、すべてを置いたときのトータルコーディネートがすてきになるように・・・。

お花ばかりが目立ってもいけません。

一輪ざしでもその花の印象が強ければ充分だと思いますし、ちょっと淋しげな草花を活けるときは、細いガラス花びんやワイングラスやゴブレットに2つ、3つ、あくまでも邪魔にならないやり方で置きたいものです。

テーブルの花 その2

どうしても真中に色を合わせた花を飾りたいときは、すべてが揃ってキャンドルにも灯をつけて、お客様を迎えてワインなどを注ぐまではそのまま。

初めのワインで話が弾みだしたころ、そっと花は脇にはずして、その真中にまずはオードブルの盛皿を並べます。

人間って不思議なもので、初めに眺めた美しい花の印象はずーっと頭のどこかに残って覚えているものです。

たとえば夏のブルーのコーディネートのとき、ブルーのクロスにブルーの麻のナプキンが各々のお皿の上に幾つも並び、同じブルーのキャンドルに灯をともします。

その真中に涼しげなガラスのボールに氷を入れて、紫陽花の花を2、3輪、茎を短くして浮かべます。

ぬれたグリーンの葉もたくさん入れて。

その色の合ったすてきさは、なかなかのもの・・・。

最後に食事が一応終ってデザートになるとき、またコーヒーやお茶になって、元に戻しても、何の違和感もなく再びとけこんでくれるはずです。

ガラスのテラス

10年前に家の改装をして、あちこちいろいろと直したのですが、家の中で一番変わったのは、外に出られる小さな小さな庭だったところを、全部ガラスで囲って温室のようなテラスにしてしまったことです。

周りの囲いから天井まで、全部ガラスにしたのですから、何と言っても明るくなったこと・・・。

部屋の中を白く塗って、カーテンもみんなみんな白にしてしまったのも明るくなった理由の一つですが、何しろ毎朝嬉しくて、早くから目が覚めて、テラスで過ごした気がします。

少し変形しているのですが、1メートル50センチ巾の長廊下のようなもので、長さは7メートル近くあります。

もともとが鉄平石を敷きつめたテラス庭の部分なので、その上に全部床板をはって、周りを木枠で囲って割れないガラスをはめたという形。

天井も同じです。

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ガラスのテラス その2

結露を防ぐために、ほんの少し隙間をあけた造りになっているので、冬は結構寒くなります。

初めは何も置かないで広々と・・・

なんて言ってたのが、今は緑の鉢がいっぱいに並んで、それがその通気のせいと、陽あたりのよさでどんどん大きくなるので驚くほどなのです。

ベンジャミン2本はもう天井につかえて置けなくなって出しましたが、アボカドは種からの13年目で、もう見上げるほどの大きさの木になっています。

テーブルをテラスに出して、昼食はパラソルの下で・・・というときもありましたし、夜のディナーには、星を眺めてキャンドルの灯ですてきな一夜を・・・ということも何度もありました。

雨風にあたっていつの間にか10年、いまその生い茂った緑の鉢に囲まれて、昨年から置いた古い黒革のソファがでんと構えていて、すっかりそのテラスも時を重ねています。

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グリーンのある暮らし

そのテラスの緑の鉢たち。

初めはプラスティックの鉢に植えられたままのものを買って、大きなかごをさがしてきてはそれに入れ、そのかごも籐のもの・竹のもの、また更にそれを黒く塗ったものなどなど、いろいろと凝って周りに合わせて景色を作っていました。

かごに入れた植木たちは、小さいもので1メートル、大きいもので1メートル50センチ以上のものまで。

7、8年前に流行だったベンジャミン、ガジュマル、パキラの種類が主で、そのかごに入れるだけで東洋的な雰囲気の、コロニアル風・エスニック風になりました。

その頃流行のエスニックファッションなどにぴったりの感じでした。

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グリーンのある暮らし その2

ガラス天井の下で、陽はあたるのでよく育ち、みんなみるみる大きくなるのですが、途中、鉢が小さいのかあまり元気がなくなります。

心配して花やさんに相談したところ、土のたっぷりと入るテラコッタの大鉢に入れたら、もっともっと元気になるし、水も一度やると結構保ってくれる、と言われました。

そのあとテラコッタに移して土をたくさんにした植木たちは、夏はもちろん、冬でも鉢ものの植木が伸びるのは珍しいと言われるほど、よく育つようになって、テラコッタの大鉢の威力をしみじみと思い知らされました。

それから天井まで以上に伸びすぎてしまったベンジャミンの2本は別にして、ゲッキツ、ジャカランタ、台湾楓など、珍しい新しいものを入れる度にテラコッタ鉢も揃えて、植えかえてもらってますが、その枝も緑の葉の茂り方も、みんな驚くほど立派に育ってます。

種から育ってもう天井まで大きくなってしまったアボカド。

みんなにおはよう、と声をかけながら水をやって、大切に大切に育てています。

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グリーンのトピアリー

同じようなグリーンの鉢に、トピアリーという形を造った緑の鉢ものがあるのをご存知でしょうか。

トピアリーというのは、昔のヨーロッパの宮殿などの庭に、きれいに並んで刈りこんであるあの植木のスタイルのことをいうそうです。

細長いものもあれば、丸く刈りこんだものもありますが、その庭園を真似て、小さな模型をつくったのが始まりで、部屋のなかにペアで並べたり、玄関のポーチに並べたり、もっと小さいものではマントルピースの上やテーブルの上に置くものまでできました。

寒い国で考えられたものなので、ドライを使って上手に造られたのが一般的。

この何年か前から花もドライを使って埋めて、しかもそれに香りをつけて、高く売るものまで現れました。


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グリーンのトピアリー その2

枯れたトピアリーを、逆に生の葉や花で造ったら、それこそすてきじゃないですか・・・と思っていましたら、ヨーロッパで考えられたものがすぐに日本にも入ってきました。

花のトピアリーも美しく、品があってなかなかのもので人気だったのです。

でも花の数が大変です。

ドライですと、100~300輪ぐらいの蕾のバラがぎっしりと入ってしまうほどの球体、生の花でも、保ちのよいバラの蕾となると結構高価です。

そこで考えられるのが緑だけのトピアリー。

まず直径12センチぐらいの鉢を仕度して、そこにオアシスに水をたっぷり含ませて入れます。

その中に20センチほどの枝を切って、茎にみたててしっかりとさしておきます。

今度はその上の部分に、8センチ~10センチほどの直径の球体のオアシスを、これも水たっぷりでさしこみます。

適当に切ったグリーンの枝をいろいろ、雪柳、アイビー、ベイリーフ、クリスマスに向けて、ひむろ杉や山帰来の実つきもよいかもしれません。

みんな上手に上も下もさしていかにも鉢から生えているように・・・。

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2つめのソファ

ソファというのは1度買ってしまったら、そんなに替えられるものでもありませんので、長く使えるものを選ぶべきだと思っています。

私は若いころは、大きなソファのない暮しをしていました。

今の家に引っ越したときに、初めてフランス製の黒皮のソファを入れてずっとずっと使っていたのですが、大きな皮のクッションの中身が羽毛だったので、当時にしたら大変に新しいものだったに違いありません。

主人が選んで、運ばれてきたソファのこと、そんなに深く考えてみたこともありませんでした。

ところがこの2、3年前から、何度羽毛を足しても、皮を張りかえても、どうしても座り心地が悪くなってダメになってきました。

そこで急にソファを見に歩きまわって驚いたのは値段。

何しろ黒皮で、羽毛入りで、デザインにうるさい主人がうん・・・と言うもの、まるで車を買うのと同じようです。

やっとイタリア製のを見つけて、去年秋に購入することに決めました。

さて古い方のソファ、もう25年間もしっかり使ってきて、これをどかさないと次のが置けない。

当たり前のことですが、あまりの長い間の愛着が何とも言えない古いソファへの思いに連なって、可哀そうでなりません。

とうとうどこにも嫁に出さないことにして、ガラスのテラスに置くことになりました。

それではこの古いソファを、もう一度生き返らせてあげようと、すてきなクッションをおいたり、だんだんと陽が強くなるころには、ホワイトキルトの大きいものをかけて、白いソファのようにしたり、急にメキシカンのカラフルな色の布をすっぽりとかけて、テラスをカントリースタイルにしたり・・・

なかなか面白い遊びをして楽しんでいます。

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